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衆院予算委“統計不正調査”を野党側が追及

2019年2月18日 15:53
衆院予算委“統計不正調査”を野党側が追及

衆議院の予算委員会では、2015年に厚生労働省の毎月勤労統計の調査方法が変更されたことについて、野党側が首相官邸側による恣意(しい)的なものだったのではないかと追及を続けている。

アベノミクスの成果をよく見せるための変更ではないかとの指摘に対し、安倍首相は、「よく見せようとして統計を変えようとしたことはまったくない」と強調した。

立憲民主党会派・大串博志議員「『お上から鶴の一声好景気』統計の日の標語を求めたところ、国民の皆さんからこういう笑うに笑えないような標語が続々と寄せられるような、今の統計に関するこの状況」

安倍首相「私たちの経済政策をですね、何かよく見せようとして、統計を変えたということはまったくないわけでございますし」

立憲民主党会派・大串博志議員「これ、いわゆる森友学園問題で公文書の改ざんが行われた。まったく同じ構造じゃないですか」

安倍首相「今の論理は相当苦しいと思いますよ。強引にですね、論理展開をされるから、この問題についても議論が深まらない」

また、アメリカのトランプ大統領が安倍首相からノーベル平和賞に推薦されたと明らかにしたことをめぐり、立憲民主党会派の小川議員は、トランプ大統領によるイランとの核合意からの離脱や自国第一主義などを列挙し、「推薦することはあり得ないし、日本国として恥ずかしい」などと批判した。

安倍首相は、同盟国の大統領に対しては、「一定の敬意を払うべきだ」と苦言を呈したが、平和賞に推薦したかどうかは言及を避けた。