「多国籍軍監視団」初の自衛隊員派遣
エジプト東部のシナイ半島でイスラエル軍とエジプト軍の停戦監視にあたる、「多国籍軍監視団」の司令部に政府は、初めて自衛隊員を派遣するが、23日、隊員の出発式が行われた。
桑原直人2等陸佐「日本の自衛隊から自衛官が来てくれてよかったと思われるように周りに対する最大限の配慮、思いやり、誠実さ、そして自らの職務に対する当事者意識をしっかりと持って、任務をまい進する所存です」
派遣されるのは、陸上自衛隊の隊員2人で今月26日に出国し、11月30日までの間、エジプトの現地司令部で連絡調整などの任務にあたる。
国連が統括していない「多国籍軍監視団」への自衛隊員の派遣は、2016年3月に施行された安全保障関連法で可能になったもので、今回が初めて。