あす国会閉幕 事実上の選挙戦に突入へ
野党5党派が提出した安倍内閣に対する不信任決議案は、衆議院本会議で与党などの反対多数で否決された。国会は26日に閉幕し、夏の参議院選挙に向け事実上の選挙戦に突入する。
立憲民主党・枝野代表「審議会の報告書を受け取らず、年金の財政検証や共通事業所にかかる実質賃金を隠蔽(いんぺい)する安倍政権の姿勢は、国会審議を妨害するものであり、民主主義を空洞化させるものであります」
自民党・萩生田幹事長代行「(野党は)政権交代の決意も日本をリードしていく覚悟も、みじんも感じられない」
終盤国会で、野党側は解散をちらつかせる政府与党にほんろうされ、浮き足立つ場面も目立った。いわゆる「老後2000万円」の問題などが浮上したが、与野党の議論は深まることなく国会は会期末を迎える。
政府は26日、臨時閣議を開き、夏の参議院議員選挙を7月4日公示、21日投開票の日程で行うことを正式決定する見通しで、各党は事実上の選挙戦に突入することになる。