安倍首相、イラン・ロウハニ大統領と会談
安倍首相はイランのロウハニ大統領と米・ニューヨークで会談し、地域の平和と安定に向けて建設的役割を果たすよう求めた。
安倍首相「6月の(イラン)訪問の際には、対話による平和に向けた姿勢を示されたことを、我々は歓迎しています」
会談で安倍首相は、サウジアラビアの石油関連施設への攻撃について、アメリカなどがイランの関与を指摘していることを念頭に「イエメンの武装組織、フーシ派による攻撃との見方を疑う指摘が数多く出ている」と述べた上で、中東情勢が深刻化していることに強い懸念を示した。
その上で、地域の平和と安定に向けて建設的役割を果たすよう求めた。
これに対し、ロウハニ大統領は「地域の安全保障はイランにとっても重要であり、協力して対処していきたい」と述べたという。
また、ロウハニ大統領は、ホルムズ海峡の航行の安全確保に向けてイランが主導する新たな有志連合「希望連合」の構想について、25日の国連総会での演説で説明する考えを表明した。