衆院予算委 岸田氏、北対応で政府に注文
10日から衆議院の予算委員会で本格的な論戦がスタートし、自民党の岸田政調会長は北朝鮮をめぐる政府の対応に注文をつけた。
自民党の岸田政調会長は、北朝鮮のミサイル発射への政府の対応に「国民の不安が募るばかりだ」と述べて、安倍首相に国民への強いメッセージを求めた。
自民党・岸田政調会長「米国をはじめ関係国と連携をしながら対応してまいりますという説明だけで済ますというのでは、国民の不安、不満は募るばかりだと思います」
安倍首相「警戒・監視に全力をあげていくとともに、このミサイル防衛能力の強化を着実に進めていく必要があるわけでございまして、しっかりそれを進めていきたい」
自民党・岸田政調会長「ぜひ総理の国民の命を暮らしを守る、この覚悟、これからもしっかりと発信をしていただければと思います」
岸田政調会長は米朝協議が進む中で日本がアメリカに配慮していることに理解を示す一方で、ミサイル技術が進化していることに「日本国民の不安が高まってしまう。こういったことでいいのか」と政府の対応に疑問を呈した。
午後からは野党が質問に立ち、関西電力の金品受領問題などについて追及する構え。
国民民主党・渡辺予算委筆頭理事「関電の問題です。とにかく厳しくやっていきたい」
また野党は、菅原経産相が一部週刊誌で地元有権者に金品を配っていたと報じられたことについても追及する考え。