シナイ半島「多国籍軍」自衛隊員が初の交代
エジプト東部のシナイ半島でイスラエル軍とエジプト軍の停戦監視にあたる、「多国籍軍・監視団」の司令部に去年から派遣されている自衛隊員が、初めて交代することになりました。
政府は、安全保障関連法により可能となった「国際連携平和安全活動」の最初の取り組みとして、去年4月から陸上自衛隊員2人をシナイ半島でイスラエル軍とエジプト軍の停戦監視を行う、「多国籍軍・監視団」の司令部で連絡調整などの任務にあたる、要員として派遣しています。
ことし4月に交代を予定していましたが、新型コロナウイルスによるエジプト側の入国制限により遅れていました。
陸上自衛隊・深山正仁2等陸佐「不安はありません。非常に重要な任務と認識しております。全力を尽くして任務を遂行します」
派遣される2人の隊員はすでに2週間の隔離を行っており、PCR検査をした上で14日に民間機で出国します。エジプトに到着後も2週間の隔離を経て7月上旬に任務を引き継ぐ予定です。