菅首相「ワクチンの公平確保を日本主導で」
菅首相が国連総会でビデオ演説し、新型コロナウイルスのワクチンなどを各国が公平に手に入れられるよう、日本が主導していく考えを示しました。
菅首相「新型コロナウイルス感染症から命を守るために、治療薬、ワクチン、診断の開発と、途上国を含めた公平なアクセスの確保を全面的に支援していきます」
菅首相は治療薬などの特許権を一元管理する「特許権プール」など日本の取り組みを紹介した上で、新型コロナで経済活動に制約が生じる中でも、「自由貿易を止めない」と強調しました。また、WHO(=世界保健機関)について、「検証・改革によって、必要な知見を一層、適時適切に活用できる」として、初動対応の検証などに協力する考えを示しました。
北朝鮮による拉致問題については、「金正恩委員長と条件をつけずに会う用意がある」と述べました。
最後には、「来年の夏、人類が疫病に打ち勝った証しとして、東京オリンピック・パラリンピックを開催する決意だ」と述べ、演説を締めくくりました。