デジタル庁発足 菅首相「知恵絞って」訓示
菅政権の看板政策のひとつ、デジタル庁が発足しました。菅首相は、発足式で、「国全体を作り変えるくらいの気持ちで知恵を絞っていただきたい」と訓示しました。
発足式は、首相官邸とデジタル庁をオンラインで結んで行われました。全職員の3分の1にあたるおよそ200人は民間出身者で、兼業も認められていて、民間の発想を積極的に取り入れていく、ねらいがあります。
菅首相「立場を越えた自由な発想で、スピード感を持ちながら、行政のみならず、我が国全体を作り変えるくらいの気持ちで知恵を絞っていただきたいと思います」
また、事務方トップのデジタル監に起用された、一橋大学名誉教授の石倉洋子氏は「デジタルは、国境、組織、年代などの境界を越えるための手段」と述べた上で、「デジタルは社会を変えていく原動力になる」と強調しました。
政府は、今後5年で、省庁や自治体のシステムを統一することを目指していて、デジタル庁に予算の権限ももたせるなどして行政のデジタル化を一気に進めたい考えです。