大石知事「今しばらく時間が必要」政治資金収支報告書巡り “10日最終本会議” で進捗報告《長崎》
大石知事は、自身の後援会の政治資金収支報告書に対する指摘について、10日の県議会最終日に進捗を報告する考えを明らかにしました。
収支報告書の訂正を行うかについては「今しばらく時間が必要」としています。
大石知事は、8日 開かれた県議会の各派代表者会議に出席しました。
(大石知事)
「少しでも早く説明させていただけるよう、準備を進めていくというお話をさせていただくと思う」
10日に開かれる県議会最終日の本会議で、自身が代表を務める後援会の政治資金収支報告書を巡る問題について、精査の状況を報告する意向を明らかにしました。
政治資金収支報告書によりますと、おととし県内の医療法人など9団体が、自民党の県議が代表を務める支部に286万円を寄付。
その後、同じ金額が交付金名目で支部からこの県議の後援会へ。
さらに貸付として、大石知事の後援会に供与されました。
大石知事は、知事と議員間の貸し借りについて「誤解を与えかねない」として収支報告書を訂正する意向を示していましたが、その後、後援会で不審な出金が確認されたとして精査を続けています。
これに対し、県議会の徳永議長は「大石知事の一般質問での答弁は重く、しっかりとした期限の中で説明が果たされるよう確認を続けていく」としています。