地下鉄サリン事件を考えるシンポジウム開催
オウム真理教による地下鉄サリン事件からまもなく20年。14日、東京・千代田区で遺族や関係者らによるシンポジウムが行われた。
このシンポジウムは、地下鉄サリン事件を風化させないよう訴えるため、事件から20年の節目に合わせて開催されたもの。当時の教団施設の写真などが紹介され、サリン被害者への調査結果が公表された。また、事件に関わった警察官や弁護士らを交えた討論会も行われ、被害者の会代表の高橋シズヱさん(68)は、事件の記憶が薄れる中、「こういう活動をすることで若い人に考えてもらうきっかけになればいい」と述べた。
出席者からは、事件を防げなかった原因を関係機関が改めて検証すべきだ、などの意見が出された。