建て替え予定「愛知県がんセンター」 がん予防の研究センターや緩和ケア病棟を新設する計画 愛知県
愛知県は建て替えを予定している「愛知県がんセンター」に、がん予防の研究センターや緩和ケア病棟を新設する計画を24日、明らかにしました。
愛知県は設備の老朽化やがん患者数の増加が見込まれることから、名古屋市千種区にある愛知県がんセンターを建て替える方針で、24日、大村知事が会見で整備基本計画を発表しました。
新しいがんセンターには、遺伝性腫瘍などの高度な検診や新たな予防・診断法の開発を目指す「がん予防医療研究センター」を設置します。また、名古屋市東部地区に専用の病床がない「緩和ケア病棟」が新設されます。
医療の進歩などによって患者の平均入院日数が短くなっていることから、病床数を90床少ない410床にする一方、手術室や診察室の数は増やす方針です。
県は、2028年度に着工し、2034年度に病院棟、2038年度に研究棟の完成を目指しています。