北朝鮮による拉致被害者有本恵子さんの父･明弘さんが亡くなったことを受けて、小浜市の拉致被害者地村さん夫妻はコメントで「明弘さんと恵子さんの再会が叶わず本当に残念でなりません」と苦しい胸の内を語りました。

有本明弘さんは1983年にロンドンに留学中、北朝鮮に拉致された有本恵子さんの父親で、15日に亡くなったことが分かりました。 96歳でした。

明弘さんの訃報を受けて、小浜市の拉致被害者地村保志さんと富貴恵さん夫妻は連名でコメントを発表し「明弘さんと恵子さんの再会が叶わず、本当に残念でなりません。親世代が存命のうちに拉致問題が早期に解決されますことを心より願ってやみません」と苦しい胸の内を語りました。

なお、まだ帰国を果たせていない拉致被害者の家族で生きている親世代は、横田めぐみさんの母の早紀江さん1人となりました。