道後温泉本館で新年迎える準備 年末恒例の「すす払い」が4年ぶり復活
7月に全館での営業を再開した道後温泉本館で、年末恒例の「すす払い」が、4年ぶりに復活です。
けさ、道後温泉本館ではスタッフとボランティアが長さおよそ6メートルの笹ぼうきを使って、軒下などの汚れを払いました。
このすす払いは、入浴客に気持ちよく新年を迎えてもらおうと行われる恒例行事でしたが、ことし7月まで保存修理工事が行われていたため、4年ぶりの実施です。
スタッフは慣れない笹ぼうきの扱いに苦労しながらも、「厄を落とす意味もあるので、気持ちのいい新年を迎えられるよう参加した。なかなかない機会なのでありがたい」と話していました。
きょうは館内の大掃除も行われ、職員らがハタキや雑巾を使って、普段手の届きにくい欄間などの汚れを落としていました。
道後温泉事務所によると、今年8月から3か月間の本館の入浴者数はおよそ16万人と、部分営業を行っていた去年の同じ時期の2倍になったということです。
最終更新日:2024年12月3日 11:53