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“マレーシア出身、慈善活動の女”からロマンス詐欺 40代男性が1086万円被害 山梨

2025年3月24日 8:31
“マレーシア出身、慈善活動の女”からロマンス詐欺 40代男性が1086万円被害 山梨

 SNSを通じて知り合った“マレーシア出身の慈善活動をしている女”に暗号資産への投資に誘われ、富士河口湖町の40代の会社員男性が1086万円余相当の暗号資産をだまし取られました。

 県警によりますと、男性は去年11月、SNSに届いたダイレクトメッセージをきっかけに相手と連絡を取り合うようになりました。

 相手は“マレーシア出身の女”で、通訳アプリを使い一生懸命に会話をしてくることや“慈善活動を行っている姿”にひかれ、好意を持つようになりました。

 その後、相手から「今後の生活のために金の投資をした方がいい」と強く誘われ、指示に従い暗号資産取引所のアプリをインストールし、去年12月に3回にわたり計231万7213円分の暗号資産を送金しました。

 画面上で利益が出たことから男性が利益分を引き出そうとしたところ、18万290円が指定した口座に振り込まれたことから相手への信用をさらに深め、4回にわたり855万669円分の暗号資産を送金しました。

 しかし、去年1月に投資サイトを確認したところアカウントが凍結されたと表示され、サイトに確認すると「インサイダー取引の疑いがあり、保証金として800万円を支払う必要がある」などと言われたため被害が発覚しました。

 警察はSNS型ロマンス詐欺の特徴として「連絡を取り合うようになった面識のない相手から、投資などの金の話を持ちかけられる」、「相手とは関係のない個人名義の口座への振り込みを要求される」、「利益分を出金しようとすると、審査名目などと言われて出金できず、さらに高額な現金を要求される」ことを挙げ、注意を呼びかけています。

最終更新日:2025年3月24日 8:31
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