“台湾出身、ジム経営の男”からロマンス詐欺 40代女性が1132万円被害 山梨

SNSを通じて知り合った“台湾出身のジム経営の男”に暗号資産への投資に誘われ、北杜市の40代の会社員女性が1132万円相当の暗号資産をだまし取られました。
県警によりますと、女性は去年4月下旬ごろ、SNSを通じて“台湾出身でフィットネスジムを経営する男”と知り合い、ほかのSNSで連絡を取り合うようになりました。
女性が相手の紳士的な態度にひかれて好意を持つようになると、暗号資産への投資に誘われました。相手の指示通り暗号資産取引所のアプリをインストールし、暗号資産を購入して指定のアドレスに送金したところ、相手から利益が出ていることを示す画面が送られてきたということです。
簡単に利益が出たことでさらに資産を増やそうと思った女性は複数回にわたり暗号資産を送金。その後、現金を引き出そうとしたところ、相手から保証金などの名目で送金を求められ、さらに暗号資産を送金しました。
その結果、女性は去年5月から7月にかけて13回にわたり、1132万円相当の暗号資産を送金しましたが、利益を引き出すことができないまま相手と連絡が取れなくなり、被害が発覚しました。
警察はSNS型ロマンス詐欺の特徴として「連絡を取り合うようになった面識のない相手から、投資などの金の話を持ちかけられる」、「相手とは関係のない個人名義の口座への振り込みを要求される」、「利益分を出金しようとすると、審査名目などと言われて出金できず、さらに高額な現金を要求される」ことを挙げ、注意を呼びかけています。