◇海外ゴルフ・全米女子アマチュア選手権(現地14日、ワシントン州)

17歳の馬場咲希選手が日本勢では1985年の服部道子以来、37年ぶり2人目の快挙となる優勝を飾りました。36ホールのマッチプレーの決勝を行い、モネ・チュン選手(カナダ)を11アンド9(9ホールを残して11アップ)で下しています。試合後、オンラインで優勝会見を行った馬場選手が喜びを語りました。

【馬場咲希選手の主な会見内容】

――チャンピオンになった心境は？

「気持ちはすごいうれしいです。だけどあんまり信じられない。終わった時は『えっ！？』という思いでした」

――きょうのラウンドについて

「1ラウンド目に7UPした時は7UPしたという実感がなくて、このままUPし続けて、早く勝ちたいと思っていました」

――今日良かった部分は？

「パターが自分の思い通りに打てたので、相手にプレッシャーを与えられたのかなと思います」

――キャディーは公式のキャディーでしたが。

「キャディーさんはすごく良くて、このコースの傾斜がすごかったんですけど、キャディーさんと話した通りにやればピンに寄る感じでした。だからすごい助かりました」

――この優勝で来年のメジャー大会の出場できます。

「今回の試合は優勝すると全米オープンと全英オープンに出られると聞いていたので、そこだけを目指して頑張っていました。だからやばい(笑)。(来年の)全米女子オープンが、ペブルビーチ(カリフォルニア州）でやるということを、今年の全米女子オープンが終わった後に知ったので、すごい出たいなと思っていたから、すごいうれしいです」

――決勝前の気持ちは？

「ここまで来たら勝つしかないなと、朝起きた時にちょっと自信をつけた。ラウンド中は『勝てる』と思いながら、自信を持ちながらやりました」

――大会前はどんな気持ちでしたか？

「来る前はアメリカのアマチュアの人たちのレベルがあまり分かっていなかったけど、今回は大学生も出るからすごいレベルが高いと思っていました。優勝を目指していこうとは思っていたけど、本当にまさか優勝できるとは思っていなかったです。目指してはいたけど、びっくりしました」

――アメリカに行きたい気持ちはありますか？

「大学にも行きたい気持ちはあるけど、そこはまだ分からない。でもアメリカツアーに出たいです。アメリカから帰りたくないです今(笑)」

――昼の休憩が長かったですけど、どんな気持ちでいましたか？

「前半がいい流れでプレーできていたので、休憩で流れが変わっちゃうことがないようにしようと思っていました」

――アメリカの試合に出て学んだこと。日本との違いは？

「コースが日本にないコース。外国にこんなコースがある、こんなグリーンがあるということを知りました。あとは外国の選手の飛距離やショットの精度とか何が強いのかも分かりました。日本との違いは、決勝、準決勝を回っていて、ギャラリーの方もいてくれたけど、入った時の盛り上がりとか、試合前のお祭りみたいなのもあったし、盛り上がり具合が全然違うなと思いました」

――ゴルフの始まりは？

「5歳から始めて、小学3年生で始めて試合に出て、5年生で全国大会に出始めました。高校1年生でやっと全国でも上位に入れるようになったけど、レギュラーツアーに出るようになって目標が明確になった。自分がこうなりたいというイメージが湧いてきて、そこからレベルアップができていると思います」

――服部さんと話ができるなら、何を話したいですか？

「全米女子アマの話をたくさん聞きたいです。(服部さんの優勝)当時の話もたくさん聞かせていただきたいです」