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“停滞の先にあるもの” 池江璃花子 2018年のような伸びのある泳ぎを

2022年4月30日 22:02
“停滞の先にあるもの” 池江璃花子 2018年のような伸びのある泳ぎを
100m自由形で復帰後自己ベスト更新した池江璃花子選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
競泳・日本選手権水泳競技大会 3日目(30日、横浜国際プール)

“自分の本命種目”とする100m自由形に出場した池江璃花子選手が、53秒83のタイムで優勝しました。

池江選手は復帰後の自己ベストを更新。アジア大会出場への派遣標準記録を切り、アジア大会の代表を確実としました。

レース前「緊張して泣きそうだった」と振り返った池江選手。最初の50mを全体1位の26秒21で折り返すとそのままフィニッシュ。

「素直にうれしい」と語った池江選手は、初日に行われた50mバタフライに続き、この大会2冠となりました。

日本選手権で6つの日本記録を更新した2018年の映像を見かえすと「前半から積極的にいっているレースが多かった」と話した池江選手。その時のような伸びのある泳ぎをするために“肩甲骨のトレーニング”を行い、自身の泳ぎに磨きをかけていると話します。

3月の国際大会日本代表選手選考会では、世界選手権の代表内定を逃す悔しい結果に終わっていました。それでも今大会で自己ベストを更新。

「記録が伸びるときは少し停滞する期間がある。それでも努力し続けた先に大幅な自己ベスト更新があると思う。先月の選考会はそういう(停滞の)期間だと思って。今回は0.1秒でしたけど、いつか大きく更新していければ」と語りました。
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