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【バスケW杯】初戦の相手ドイツの弱点は“ターンオーバー”  日本のしつこいディフェンスが勝利の鍵

2023年8月25日 9:00
【バスケW杯】初戦の相手ドイツの弱点は“ターンオーバー”  日本のしつこいディフェンスが勝利の鍵
バスケ日本代表のトム・ホーバスHC(写真:千葉 格/アフロ)
◇FIBAバスケットボールワールドカップ2023 1次ラウンド 日本-ドイツ(25日、沖縄アリーナ)

ついに開幕するバスケW杯。世界ランク36位・日本代表の初戦の相手はNBA選手4人を擁する世界ランク11位、強豪ドイツ代表です。

今月21日に沖縄入りし、連日練習を行っているドイツ代表。チームの主力、デニス・シュルーダー選手やフランツ・バグナー選手らが本番へ向け最終調整を行っています。

23日に公開された夜間練習では、黙々とフリースローを打ち続けるシュルーダー選手の姿が。ミスすることなく連続で50本以上決め、その後はアウトサイドからのシュート。そして練習の最後にはセンターサークルからのシュートを決め練習終了。シュート力の高さが垣間見えました。

ドイツといえばビールとサッカーの国というイメージがありますが、バスケがサッカーの次に人気な競技。本場アメリカに次いで世界で2番目に大きいNBAの公式ストアがあるほど。

去年のヨーロッパ選手権では3位になり、17年ぶりにメダルを獲得。“歴代最強”とも言われる代表チームに弱点はないのか、現地記者に聞いてみると出てきたのが、“ターンオーバー”。「ディフェンスをしっかり確立すればドイツがミスを連発する可能性がある」という記者は、特に司令塔のシュルーダー選手がパスミスなどでボールを失いターンオーバーを多発する弱点があると説明してくれました。
シュルーダー選手の主要大会での成績を見てみると、1試合平均のターンオーバー数がヨーロッパ選手権ではワースト2位の3.5、W杯予選で3.3を記録しています。

しつこいディフェンスをチームの戦術として掲げてきた日本のトム・ホーバスHC。開幕前日の会見では「シュルーダー選手がドイツの“エンジン”。彼はペイントアタックすると止まらないので、彼がペイントアタックする前になんとかしないと。そこが鍵」と、語っていました。シュルーダー選手を自由にさせないためにも厳しいディフェンスで止める必要があり、スタメンで起用する選手も強化試合のスタメンよりも、ディフェンスの強い選手を起用すると示唆していました。

しつこいディフェンスで、相手の弱点“ターンオーバー”を誘発することで、日本の勝機が見えてくるかもしれません。日本とドイツの一戦は午後9時に始まります。
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