【陸上U20日本選手権男子5000m】箱根駅伝を目指す大学1・2年生のランナーが熱戦 國學院・青木が2年生の意地
前回2位の青木が3000m過ぎに抜け出して圧勝した
日本陸上競技選手権大会と併催されるU20日本陸上競技選手権大会が、6月1日に大阪・ヤンマースタジアム長居で開幕しました。
この大会の参加資格は「2004年1月1日から2007年12月31日の間に生まれた競技者」とあり、20歳未満の競技者が出場します。大会初日には男子5000mが行われ、箱根駅伝を目指す大学1、2年生のランナーが熱戦を繰り広げました。
「昨年、吉岡(大翔)君(現・順天堂大1年)に負けて悔しい思いをした。もう1回ここでやり直すという意味を込めて、大阪に戻ってきた」と、並々ならぬ決意を持ってレースに臨んだのは、2022年大会で2位に終わった青木瑠郁選手(國學院大2年)でした。「同年代の佐藤圭汰君(駒澤大2年)と吉岡君は、この大会に出ずに日本選手権に出ているので、ここでは勝ち切らないといけない」と、頂点だけを見据えてレースに臨みました。
序盤は明治大学の綾一輝選手(1年)が積極的にレースを引っ張り、早稲田大学の山崎一吹選手(1年)も食らい付きます。1000mを2分50秒、2000mを5分39秒とややスローペースで進むと、3000mは8分33秒とさらにペースダウン。すると、3000mからレースは動き出しました。
3000mを前に後村光星選手(國學院大學1年)が綾選手を抜いて先頭に立つと、「レースを見ながら、自分が勝ち切れるところでしっかり出ようと思っていた。周りの選手が出てくれたので、そこを利用して前に出ました」と、今度は青木選手が3100mで先頭を奪います。そして、一気にペースアップし、ぐんぐんと後続との差を広げていき、圧倒的な強さで優勝を飾りました。
青木選手のレース巧者ぶりが光り、「昨年より成長したところを見せられたと思います」と、多くの出場選手が大学1年生世代のなか、2年生としての意地を見せる勝利となりました。
この大会の参加資格は「2004年1月1日から2007年12月31日の間に生まれた競技者」とあり、20歳未満の競技者が出場します。大会初日には男子5000mが行われ、箱根駅伝を目指す大学1、2年生のランナーが熱戦を繰り広げました。
「昨年、吉岡(大翔)君(現・順天堂大1年)に負けて悔しい思いをした。もう1回ここでやり直すという意味を込めて、大阪に戻ってきた」と、並々ならぬ決意を持ってレースに臨んだのは、2022年大会で2位に終わった青木瑠郁選手(國學院大2年)でした。「同年代の佐藤圭汰君(駒澤大2年)と吉岡君は、この大会に出ずに日本選手権に出ているので、ここでは勝ち切らないといけない」と、頂点だけを見据えてレースに臨みました。
序盤は明治大学の綾一輝選手(1年)が積極的にレースを引っ張り、早稲田大学の山崎一吹選手(1年)も食らい付きます。1000mを2分50秒、2000mを5分39秒とややスローペースで進むと、3000mは8分33秒とさらにペースダウン。すると、3000mからレースは動き出しました。
3000mを前に後村光星選手(國學院大學1年)が綾選手を抜いて先頭に立つと、「レースを見ながら、自分が勝ち切れるところでしっかり出ようと思っていた。周りの選手が出てくれたので、そこを利用して前に出ました」と、今度は青木選手が3100mで先頭を奪います。そして、一気にペースアップし、ぐんぐんと後続との差を広げていき、圧倒的な強さで優勝を飾りました。
青木選手のレース巧者ぶりが光り、「昨年より成長したところを見せられたと思います」と、多くの出場選手が大学1年生世代のなか、2年生としての意地を見せる勝利となりました。
■入賞者の半数を國學院大學が占める
また、國學院大學としてもチームの勢いを感じさせる結果となりました。
「1年生は本当に元気があり、ガンガン来てくれる」と青木選手が言うように、1年生が大健闘。3位に野中恒亨選手、5位に辻原輝選手、8位に後村選手が入りました。優勝した青木選手も含めると、8位までの入賞者のうち、その半数を國學院大學の選手が占めました。
頼もしい1年生も複数名が入学し、「チームとして駅伝でも、今回のようにトップを狙っていこうと思っています。今年1年、前の年の結果を超えるような走りを駅伝でも見せていきたいと思います」と、青木選手は駅伝での活躍も誓っていました。