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スノボ平野流佳が初の日本一「気持ちよくシーズンを終えられた」 トリプルコーク挑戦も

2022年3月21日 18:33
スノボ平野流佳が初の日本一「気持ちよくシーズンを終えられた」 トリプルコーク挑戦も
全日本スキー選手権スノーボード・ハーフパイプで優勝を飾った平野流佳選手※写真は北京五輪のもの(写真/アフロ)
■全日本スキー選手権スノーボード・ハーフパイプ(青森スプリングスキーリゾート、21日)

“日本一”を決める全日本スキー選手権スノーボード・ハーフパイプ決勝が21日に行われ、北京五輪スノーボード・ハーフパイプ日本代表の平野流佳選手が初優勝しました。

決勝は1人3本のランを行い、1番点数が高かったランが採用され順位を競います。

平野流佳選手は1本目に84.0を出すと、2本目にはスイッチバックサイドダブルコーク1080→バックサイド900→フロントダブルコーク1440→キャブダブルコーク1080を決め91.0の高得点を出してトップに立ちます。

そして最後の3本目には、世界最高難度の超大技“トリプルコーク1440”を披露。しかし惜しくも最後の着地を決めることができず失敗に。

それでも2本目の91.0点を守った平野選手がそのまま優勝。初の日本一に輝きました。

“トリプルコーク1440”といえば、北京五輪で金メダルを獲得した平野歩夢選手が、世界で初めて成功させ話題となった超大技。国内の公式戦で挑戦したのは平野流佳選手が初。

今後、“トリプルコーク1440”を成功させるための鍵については、「(高く)飛ばないと回れないので、飛びと回転速度をもう少し上げたいなと思います」とコメントしました。

また、今大会がシーズン最終戦。今シーズンを振り返り、「開幕戦で優勝できたりして、五輪はダメだったんですけど、最後の全日本選手権で優勝できたので気持ちよくシーズンを終えられたかなと思います。4年後も五輪を目指すんですけど、そこに足りないものは高さとかだと思うので、そこを強化していければなと思います」と語りました。

一方、女子では北京五輪銅メダリストの冨田せな選手が優勝、妹のるき選手が2位となり、姉妹でワンツーフィニッシュを飾りました。
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