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ボクシング岩佐王座統一戦「命懸けて戦う」

2021年3月16日 22:16
ボクシング岩佐王座統一戦「命懸けて戦う」

16日、プロボクシング・IBF世界スーパーバンタム級暫定王者の岩佐亮佑選手(31)が、IBF正規王者、WBA同級スーパー王者のムロジョン・アフマダリエフ選手(26・ウズベキスタン)と、4月3日にウズベキスタンで王座統一戦を行うと発表。日本テレビ系のインタビューに応じました。

新型コロナウイルスの影響で、約1年4か月もの間、試合がなかった岩佐選手。その時の心境について、「これまで試合から1年はなれることはなかった。今後どうなるかわからない。僕に仕事はあるのか、需要はあるのか、引退していくのか、みたいな不安もあった。この不安の中で唯一ちゃんとしなきゃなって思ったのは、チャンピオンだったから」と語りました。

対戦相手のアフマダリエフ選手はアマチュア時代、2015年にカタール・ドーハで行われた世界選手権で準優勝。2016年のリオオリンピックではバンタム級で銅メダルを獲得しています。

そして18年3月にプロデビューすると、昨年1月、WBA&IBF世界スーパーバンタム級統一王者ダニエル・ローマン(アメリカ)に判定勝ち、世界王座を獲得しました。プロでの戦績は8勝無敗で、そのうち6試合でKO勝ちしています。

そんなアフマダリエフ選手の印象について岩佐選手は、「向こうは国の英雄だと思う。その相手が僕ということはものすごく光栄ですよ。勢いのあるスイング系のパンチは、見えやすいわけじゃないと思うので要注意。(しかし)実際の試合をみて、化け物じゃないなと、ものすごい強い、これはどうにもならないという印象はなかった。感覚ですけど俺でも十分戦えるし、勝機はある」と答えました。

勝てばIBF正規王者に昇格するだけでなく、WBA、IBFの2団体統一王者の称号を得る一戦。「この勝敗で人生が変わるといっても過言ではない。僕のボクシング人生の中で一番のビッグマッチだと思います。ボクサーとしてこんな試合ができるのは嬉しいですよ。勝ったら2団体王者、勝った先の明るさったらないですよね。美しく勝ちたいというのはあるんですけど、強いなといわれる勝ち方、全世界にアピールできる戦いをしたい。戦に行くような、剣士のような気持ちで命を懸けて戦ってきます」と、試合への意気込みを熱く語りました。

写真:山口裕朗/アフロ

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