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伊藤美誠メダルで「みなさんを笑わせたい」

2021年4月21日 15:57
伊藤美誠メダルで「みなさんを笑わせたい」

卓球の東京五輪日本代表に内定している伊藤美誠選手(20)が20日、インタビューに応じました。コロナ禍で1年延期となった五輪も開幕まで約3か月。世界ランキング2位で日本女子のエース・伊藤選手は「今のところもう海外の試合はない予定、試合がないイメージで五輪がドーンと本番になる感じ。いざ試合があしたでもいいという状態で、毎日のように準備している」と本番までの不安はないと話しました。

その伊藤選手は前回大会のリオ五輪、女子団体で卓球史上最年少の15歳300日で銅メダルを獲得。日本女子の2大会連続メダルに貢献した伊藤選手ですが、当時の自分については「本当に今の自分がリオ五輪の試合を見たりすると、めっちゃ弱いので本当に。4年間ですごく変われたと思う。自分でも分かるくらいだし、特にこの1、2年で足の使い方だったり、体の使い方だったりガラっと大きく変わったと思うので、すごく自分自身がおもしろいというか楽しいというか、変われることが、強くなれることが楽しい」と、リオ五輪からの成長を実感しているとコメントしました。

その言葉通り、今年に入りカタールで行われた国際大会では、強豪の中国選手が出場していませんでしたが、女子シングルスで2大会連続の優勝を果たし、五輪イヤーで好調のスタートを切っている伊藤選手。五輪では中国選手を警戒するとしながらも「優勝するためには一人一人どの国の選手も倒していかないといけない。全員が私自身に向かってくると思うし、私自身はその目の前の一人一人を倒せるようにしたい」と気合は十分。

コロナ禍での五輪延期を乗り越え、日本女子のエースとして臨む東京五輪については「延期となった1年間がすごく大事になって、自分にとって絶対にプラスになるから、この1年間まずやり抜こうと思えたのが去年の自粛期間中だった。そこから意識も少しずつ変わって、今年はカタールの大会でみなさんにも自分自身が楽しんで勝っている姿をお見せできたりして、試合っていいなと思った。試合は自分のすべてを出し切れる場所だと思っているので、五輪でも実際に観客ありなのか、なしなのか、まだ決まっていないけど、でも自分自身がしっかり五輪で大爆発できるようにして、最後は笑っていい色のメダルを取れるようにしたい。3か月しっかりやりきれるように、出し切れるようにして、みなさんを笑わせたい」とエースらしく、力強く意気込みを語りました。

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