柔道・角田夏実 体重2倍の相手に勝利
◇第36回皇后盃全日本女子柔道選手権大会 (25日 東京・講道館)
無差別級の日本一を決めるこの大会に、今年6月の世界選手権で女子48キロ級を制した角田夏実選手が出場しました。
体重53キロほどで今大会に挑んだ角田選手。初戦の2回戦は体重約2倍、105キロの田中里沙選手との対戦となりました。
角田選手は相手に組み手をさせず、巴投げなどで積極的に技をかけるなど自身が優位な展開で試合を進めます。
試合は延長戦に突入。ポイントは奪えなかったものの、終始、積極的に攻めた角田選手。相手が3つの指導を受け、反則負けとなり、初戦を勝利で収めました。
3回戦では今年の全日本実業柔道個人選手権で、78キロ級を制した梅津志悠選手に、足車で敗れるも手応えを感じたという角田選手。
試合後「今後はどんな相手でも巴投げをかみ合わせられるように、今回の負けをしっかり生かしていきたいと思います。またチャンスがあれば、今回ダメだったところを練習して挑みたいと思います」と次回への出場意欲も語りました。