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【箱根駅伝】徳島えりかアナ 1年目の箱根 “山の神”柏原竜二の“重戦車ぶり”に驚がく

2023年1月1日 13:00
【箱根駅伝】徳島えりかアナ 1年目の箱根 “山の神”柏原竜二の“重戦車ぶり”に驚がく
平川健太郎アナウンサーのサポートをする徳島えりかアナ(撮影は2012年)
来年1月2日、3日に行われる第99回東京箱根間往復大学駅伝競走。入社1年目から箱根駅伝の中継業務にかかわってきた徳島えりかアナウンサーは、今年は復路後に行われる「続報!箱根駅伝」の進行を担当します。

2011年入社の徳島アナにとって、初めての箱根駅伝は2012年の88回大会です。このときは“山の神”こと柏原竜二選手を擁する東洋大が3度目の総合優勝を果たした年でした。

「スタートとフィニッシュを実況する平川(健太郎)アナウンサーのサブアナだったんですが、とりあえず準備の段階から、何をしていいか分からない状況で、平川さんが優しく『これやっておいてね』とか、『過去のこの映像を見ておくとためになるよ』と教えてくれたり」

サブアナとしての仕事は、必要な資料をまとめたり、当日、大手町でフィニッシュしていく大学の資料を平川アナに手渡していくことでした。

「(当日は)めちゃくちゃドキドキしました。フィニッシュしてくるチームに合わせて、資料を(平川さんに)渡すんですけど、のんきに駒澤大を渡していたら、順天堂大が来て、とか。選手が目の前をどんどん走って行っちゃって、私がパニックになる中、平川さんは冷静に実況されていました。何にも役に立てなかった覚えがあります(笑)」

ここ数年はコロナ禍で観客が少ない大手町のフィニッシュ地点ですが、当時はかなりの人で圧倒されたとか。

「しびれる入社1年目でした。朝の寒い中、大手町にあんなに人が集まって、出発前の打ち合わせをしたいのに近くにいても『なんですか?』とか先輩の声が聞こえない(笑)選手や監督も『あれは五輪よりすごいんじゃないか』という人もいらっしゃるくらいです」

■徳島アナも箱根の山を体験 すごい坂を「重戦車」のように駆け上がる“山の神”

その中でも一番印象に残っているのはやはり、東洋大の柏原選手。

「芦ノ湖に柏原選手が駆け上がってくるときですね。前の年は柏原選手の走りを家でのんびり『すごいな』って、ソファに寝転がって見ていたのが、真横で見られて。自分たちが車で上がってきた道をすごいスピードで走り抜けていくパワフルさとか、重戦車みたいな迫力がありました。ゴール前で曲がってきた瞬間オーラみたいなのを感じて、『すごい!』と思いました」

お正月の風物詩「箱根駅伝」にかかわる日本テレビのアナウンサーは箱根のコースを歩くことも仕事の1つ。「歩いてみると『ここ風強いな』とか最後の最後で坂道に見えないのに、20キロ走った後ののぼりはきついな、とかが分かってより楽しめます」自分たちで体験することで、実況や取材がより濃いものになるといいます。

「(山上りの地点は)テレビを通してもすごい坂道だと感じていただいていると思うんですが、実際に行ってみるともっと斜めなんです」

その坂道を上がってくる柏原選手の走りは印象深く、10回以上かかわる箱根駅伝の中で、今でも一番心に残っているそうです。

数々のドラマを生み出してきた、箱根駅伝。今年はどんなレース展開を見せるのでしょうか。徳島アナが担当する「続報!箱根駅伝」は1月3日午後2時18分から放送です。

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