東京マラソンで男子の日本歴代3位となる2時間5分51秒をマークし、日本人トップの7位でフィニッシュした山下一貴選手が、レースから一夜明けた6日、都内で取材に応じました。

快挙から一夜あけ、今の気持ちを聞かれると「自分以上に周りの方々が喜んでくれている。普段連絡とらないような、過去お世話になった方々からメッセージが来たりしたのでそれがうれしい」と話しました。

山下選手といえば笑顔がトレードマーク。名前の一貴（いちたか）にちなんだ“イチタカスマイル”もSNSで話題になりました。

東京マラソンのレース中でも笑顔をみせる場面があった山下選手は、「たぶん沿道で大八木監督や駒澤のOBを見かけた時だと思います」とコメント。

そして、マラソン東京五輪代表の大迫傑選手との競り合いを制したことについて、「大迫選手に勝ったことはうれしいが、そこまで考えていなかった」と話しましたが、周りからは「大迫さんに勝ったのは大きいよ」「すごいね」などの言葉を多くもらったと言います。

今後の目標については、「少しは注目してもらえると思うが、あまり惑わされず、いつも通りを心がけて自分の出せる力を出し、もちろん（パリ五輪）代表を獲得するために練習を積んでいきたいと思っています」と“イチタカスマイル”で締めくくりました。