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女子スキージャンプW杯蔵王大会 高梨はK点に届くジャンプ見せるも表彰台届かず

2025年1月27日 18:32
女子スキージャンプW杯蔵王大会 高梨はK点に届くジャンプ見せるも表彰台届かず

山形市で26日まで開催されていた女子スキージャンプワールドカップ蔵王大会。日本勢は初日の個人戦で伊藤有希選手が7位、高梨沙羅選手も26日の第2戦で同じく7位に入るジャンプを見せました。3日間の熱戦を振り返ります。

山形市のジャンプ台「アリオンテック蔵王シャンツェ」で開催されたワールドカップ。初日は予選が行われました。予選は濃い霧に包まれる中、選手たちが次々とジャンプに挑みました。

観客「すごいと思った」
千葉から「一つでも上の順位を目指して思いきり飛んでもらえれば」

去年この大会で個人戦2位となった伊藤有希選手や、祖父母が山形県出身の日本の高梨沙羅選手ら、世界13か国のトップクラスのジャンパー総勢57人がエントリーしました。

高梨沙羅選手「親戚が住んでいるのでたびたび山形に来て地元を感じているワールドカップで初めて表彰台に登ったのもこの地思い入れのある場所だからこそ応援してくれる方々に楽しんでもらいたい」

大会は24日に開幕。初日の個人戦に臨んだ高梨沙羅選手は、2回目のジャンプで92・5メートルを飛び、合計得点で11位タイ。
一方、2回目に93メートルを飛んだ伊藤有希選手は今シーズン自身最高の7位につけました。
この日頂点に輝いたのは、スロベニアのニカ・プレブツ選手。2回目には104・5メートルの大ジャンプを成功させ、世界のレベルの高さを見せつけました。
2日目は、各国2人が3本ずつ飛び、合計ポイントを競う団体戦。
日本チームは高梨沙羅選手と伊藤有希選手が出場しましたが、結果は6位に終わりました。

伊藤有希選手「飛ぶたびに感覚は良くなっているがそれでも世界には歯が立たない」

大会最終日の3日目、個人戦の第2戦が行われました。1回目のジャンプで88メートルを飛んだ高梨選手の2回目。

「高梨コールの中高めに飛び出した今度は来た!ビッグジャンプ見せました!K点まで持ってきました95メートル」

今回の大会で初めて、ジャンプ台のK点、95メートルに達する飛行を見せ日本勢最高の7位に入りました。

高梨沙羅選手「たくさんの応援してくれる方々の声援をパワーに変えてここにきて一番飛距離を伸ばすことができた日を追うごとにいい状態に持っていくことができたまたヨーロッパでの試合が続くがそこに向けて調整していきたい」

ことしの大会では日本勢は表彰台に届きませんでしたが、会場には3日間で延べ約3400人の観客が訪れ、選手に声援を送りました。

最終更新日:2025年1月27日 18:32
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