LA山火事、市長の辞任求め約13万人が署名…責任問う声相次ぐ
これまでに24人が死亡したアメリカ・ロサンゼルスの大規模な山火事で、ロサンゼルス市長の責任を問う声が相次ぎ、これまでにおよそ13万人が辞任を求めて署名しました。
ロサンゼルス近郊のパシフィックパリセーズで7日に発生し、各地に燃え広がった山火事は、160平方キロメートル余りに広がり、いまだ鎮圧のめどは立っていません。これまでに24人の死亡が確認されていますが、13日にも5人が遺体で発見されていて、犠牲者はさらに増える見通しです。
こうした中、ロサンゼルスのカレン・バス市長の責任を問う声が相次いでいます。バス市長は2024年から2025年度の消防局の予算を日本円で27億円余り削減していて、地元メディアによりますと、消防局の局長は先月、「消防署に不可欠な業務の維持に悪影響を及ぼしている」と報告していたということです。
予算削減との関連はわかっていませんが、火災現場では消火に使う貯水タンクが枯渇し、消防士が満足な放水を行えなかったということです。
バス市長は、「予算の削減は消防局の対応に影響を与えていない」などと反論していますが、市長の辞任を求め、これまでにおよそ13万人が署名しています。