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消費税10%への再増税めぐり応酬

2016年3月3日 15:25
消費税10%への再増税めぐり応酬

 3日の参議院予算委員会で、共産党の小池政策委員長は消費が伸び悩んでいる現状では来年4月の消費税率の10%への引き上げを取りやめるべきだと安倍首相に迫った。

 消費税率引き上げの中止を求める小池議員に対して、安倍首相は賃金が上がっていく経済状況を作った上で、予定通り引き上げる考えを改めて示した。

 共産党・小池政策委員長「総理ね、8%の増税がこれほど消費を冷え込ませるということは、はっきり想定外だったんじゃないですか」

 安倍首相「確かに予想以上に落ち込んだのは事実であり、また予想以上に長引いているのも事実」

 小池政策委員長「家計消費が今のような水準のままだったら、当然増税すべきじゃないじゃないですか」

 安倍首相「今年4月の春闘、来年の4月、しっかりと賃金が上がっていく経済状況を作っていく中において、消費税を予定通り上げていきたい」

 また小池議員は、安倍政権が公的年金の積立金の株での運用比率を増やしたことについて、「年金加入者の利益ではなくてアベノミクスを支えるために株式市場に投入した」などと批判した。これに対し安倍首相は、「従来よりも高い運用益になっていて指摘は当たらない」と反論した。