“スーパーシティ法案”が閣議決定
最先端技術を活用した都市づくりを目指す、「スーパーシティ」構想の実現に向けた法案が閣議決定された。国会の会期末が迫る中、この法案の成立に向けて、会期を延長するのか衆参同日選もにらんだ神経戦が激しさを増している。
政府与党としては、この法案を理由に会期延長をちらつかせることで衆参同日選も含めた選択肢を増やし、会期末に向けて、国会運営を優位に進める思惑がある。
「スーパーシティ」構想の実現に向けた法案は閣議決定と国会への提出が遅れていて、今月26日までの会期内の成立は難しい情勢。しかし、自民党幹部が成立のための会期延長に含みを持たせる発言をしたため、解散含みの延長があるのかと野党側には衆参同日選への警戒感が広がった。
立憲民主党・福山幹事長「逃げたままでの解散総選挙は許されません。国会に出てきてしっかり国民に説明をしていただきたい」
一方、与党側は延長論は、あくまでも野党を分断するための戦略との見方が大勢。野党側の混乱こそが会期延長をちらつかせることのねらいで、ある幹部は「あくまでもポーズだろう」と話している。
会期末に向けて、与野党の神経戦が続きそうだ。