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自衛隊の中東派遣を決定「調査・研究」目的

2019年12月27日 12:07
自衛隊の中東派遣を決定「調査・研究」目的

政府は27日の閣議で、中東海域の情報収集を強化するため自衛隊をオマーン湾、アラビア海北部などへ派遣することを正式に決めた。

菅官房長官「中東地域での緊張が高まっている状況であると思います。そういう中で、日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集体制、ここは強化することが必要であると思っています」

この派遣は日本独自の取り組みとして、防衛省設置法に基づく「調査・研究」の目的で行われる。日本から新たにヘリ搭載型の護衛艦1隻を派遣し、ソマリア沖で海賊対策にあたるP3C哨戒機2機も活用して情報収集を行う。

活動は27日から1年間で、延長や終了の際の国会報告も義務づけられた。哨戒機は来年1月中、護衛艦は2月中の活動開始を目指す。

一方、国会では年明け17日に衆参両院で委員会を開き、派遣について、政府の説明を聞くこととなった。