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文科省新事務次官 あっせん「繰り返さず」

2017年1月23日 15:40
文科省新事務次官 あっせん「繰り返さず」

 文部科学省の「天下りあっせん」問題で事務次官が辞任したのを受けて、新たに着任した戸谷一夫事務次官が23日、全職員に訓示した。

 文科省・戸谷一夫新事務次官「国家公務員法に基づく再就職規制等に関する認識を深め、このようなことを二度と繰り返すことがあってはなりません」

 「天下りあっせん」行為にかかわった責任を取って辞任した、前川喜平前事務次官の後任の戸谷新事務次官は、文科省全体として真摯(しんし)に反省し、国民の信頼回復に努めるよう、全職員に求めた。

 文科省によると、2011年からの5年間に退職後2か月未満で学校法人に再就職した元職員が、42人に上っていることが分かった。しかもこのうち14人は退職の翌日に再就職しており、組織ぐるみのあっせんが横行していたとみて、省内で調査が進められている。