八丈島近海で地震相次ぐ 気象庁、今後の活動に注意呼びかけ 海域の浅い場所で発生…大規模な地震で津波のおそれも
14日夕方から伊豆諸島の八丈島近海で地震が相次ぎ、午後5時過ぎには東京都の神津島村で震度3の揺れを観測しました。気象庁は、今後の地震活動に注意してほしいと呼びかけています。
気象庁によりますと、14日午後4時すぎから午後9時までに八丈島近海を震源とする震度1以上の地震が6回発生しています。
このうち、午後5時12分ごろにはマグニチュード5.6の地震が発生し、東京・神津島村で震度3の揺れを観測したほか、静岡県南伊豆町などで震度2を観測しました。また、午後5時21分ごろと午後7時11分ごろには八丈島近海でマグニチュード5.9の地震が発生し、気象庁は海面変動のおそれがあるとの情報を発表しましたが、震源周辺の潮位観測点では目立った潮位変化は観測されませんでした。
八丈島近海では、2021年7月と、今年3月にも震度1以上の地震が短期間に相次いで発生するなど、地震活動がやや活発になりました。気象庁は、今後の地震活動に注意してほしいと呼びかけています。
また、海域の浅い場所で地震が発生しているため、仮に大きな規模の地震がおきた場合には津波が発生するおそれがあることから注意してほしいとしています。