砂の美術館 日本文化の魅力を再発見!新たな展示のテーマは「日本」 万博開催に合わせ、外国人を含む20人の作家が歴史文化などを表現 鳥取県鳥取市
砂像を通して世界を旅行するような展示が人気の砂の美術館。今年は日本が舞台となります。
鳥取市にある砂の美術館で2006年から続く展覧会「砂で世界旅行」。16回目となる今回のテーマは、日本。万博が日本で開催されることに合わせ、国の成り立ちや歴史文化が表現されています。
砂の美術館 茶圓勝彦 プロデューサー
「『日本という国はこんな歴史があったんだ』というのを学びやすく、入りやすく、理解できるような展示になっております」
作業は3月22日からスタート。下書きに沿って、猛々しい武将の顔を掘り出したり、高くそびえる出雲大社の神殿が登場したりと着々と制作が進んでいます。今回は、外国人を含む20人の作家が作業に参加しています。
砂像作家 廣岡 佳さん
「レイヤーというか、(砂で)層を段々に作っていって重なりを表現したりとか。きれいな線をどうにか出して着物の重なりとかを表現したいなと思っています」
制作には学芸員も関わり、衣装や道具が時代に合っているかなども確認しながら進めているということです。
砂の美術館 茶圓勝彦 プロデューサー
「(展示が話題になって)その情報が改めて日本に届いて『自分たちの文化が評価されている。こんなにすごいんだ』と日本人が再確認できるよう。情報が広がっていくことを望んでいるところですね」
万博の集客力も期待し、日本文化の魅力を再発見する機会を目指すという今回の展示。制作は4月5日まで行われ、その後、25日に展示が始まります。