陽ざしが届いた山陰地方。鳥取県湯梨浜町にある中国庭園・燕趙園では、中国の春の行事仙桃節に合わせ、3月20日は、五穀豊穣を祈る雨ごいの神事「龍踊り」が披露されました。

龍を司っていたのは地元・東郷小学校6年生の児童約40人で結成された「飛龍隊」のメンバーたち。

東郷小学校では地元の伝統行事に触れながら大切にする気持ちを育てようと毎年6年生が総合の学習の時間に地域に住む指導者から龍踊りを学び、祭りなどで披露しています。

3月20日は卒業公演。三礼、横振り、とぐろなどと呼ばれる演舞を披露。銅鑼や太鼓の音に合わせ最後の踊りを真剣に踊りきりました。

保護者
「けっこう迫力があって面白かったです」

「みんなが壮大に龍を動かしていたのですごく良かったです。卒業記念になってよかったなと思います」

児童
「大変だったけど良い演技ができたと思います。皆と息を合わせるところをがんばりました」

「先頭だったから周りを引っ張らないといけないからプレッシャーとかも結構あったけど失敗しないように頑張りました」

Qこの経験を春からどう生かす？
「どんなことにも頑張って挑戦できるような中学生になりたいです」

ほかにも手のひらサイズの龍を作るワークショップも開催。龍の顔に色を塗って、こだわりをふんだんに詰め込んだオリジナルの龍が完成。

男の子
「たのしかった。（お気に入りは）顔とかしっぽつけるところ」

Q誰に見せたい？
「おとうさん」

春の訪れを感じながら思い出に残る休日となったようです。燕趙園では3月22日によさこいや3月23日に和太鼓のイベントを開催する予定です。