1年前の3件が84件に 警察などかたる詐欺被害が急増【静岡県警】
静岡県警は19日、2024年1年間の特殊詐欺被害の現状について発表しました。
特に警察など捜査機関をかたる詐欺が急増していて、全体の被害額はおよそ16億円に上ります。
県警によりますと2024年1年間の特殊詐欺の被害件数は383件で被害額はおよそ16億円余りと前の年から倍増しています。
特に被害の多いのは「オレオレ詐欺」で237件、被害額は約10億7736万円とおよそ6割を占めています。
県警はその背景として、警察など捜査機関をかたる詐欺による被害が2023年の3件から84件と急増していることを上げています。
また、実在の警察署や警察本部の電話番号を偽装して電話をかけてくる詐欺も確認されていて、県内では県警本部の番号を偽装した電話が2024年1年間で39件、2025年は新宿警察署の電話で3件確認されているということです。
(静岡県警本部 生活安全企画課 杉山 慎一 課長補佐)
Q.警察などをかたる電話があったら・・・
「(警察などの)正規の電話番号に折り返し、相手から聞いた所属 係 連絡先を伝えて、電話をしたかどうか事実を確認することが非常に大切」
県警は「不審な電話があった場合は、最寄りの警察署に相談してほしい」と注意を呼びかけています。