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山形鉄道の詐欺被害金1億円の中には自治体からの補助金を活用した新信号システム導入費用も

2025年3月13日 9:24
山形鉄道の詐欺被害金1億円の中には自治体からの補助金を活用した新信号システム導入費用も

山形銀行をかたる不審電話によってフラワー長井線を運営する第三セクター「山形鉄道」が1億800万円余りをだまし取られた事件で、山形鉄道は、被害には自治体からの補助金を活用した新しい信号システムの導入費用などが含まれていることを明らかにしました。

フラワー長井線を運営する長井市の第三セクター「山形鉄道」は12日、被害額が1億800万円余りに上ると発表しました。
山形鉄道によりますと、3月10日正午ごろ、山形銀行を名乗る自動音声電話が入り、ネットバンキングの情報を更新するよう案内があったということです。
その後、担当者が音声に従い対応したところ、山形銀行の職員を名乗る男が出たといいます。担当者がメールアドレスを伝えた後、偽サイトと思われる画面に誘導され、ネットバンキングを行う際の山形鉄道のログイン情報やパスワードを入力。犯人はその情報をもとに1億800万円余りを他の口座に不正送金したということです。
被害には、鉄道の維持管理費用のほか、県などの補助金を活用した新しい信号システムの導入費用も含まれていたということです。

最終更新日:2025年3月13日 11:04
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