プロ野球・阪神の門別啓人投手が開幕に向けて圧巻の投球を続けています。

前日23日にオープン戦全日程が終了。門別投手はオープン戦で規定投球回に到達した12球団の投手の中でトップとなる「防御率0.00」を記録しました。

22年ドラフト2位で東海大札幌高から阪神に入団した門別投手。高卒3年目のシーズンを迎えた現在20歳の左腕です。ルーキーイヤーにはチームがリーグ優勝を決めたシーズン終盤に一軍デビュー。昨季は開幕一軍を勝ち取るも出場は2試合の先発含む5試合にとどまっていました。

しかし今季の門別投手はキャンプから好投を継続します。開幕前の最終戦となった23日オリックス戦では、味方のエラーも絡み2失点とするも、自責点は0。先発2試合含む3試合の登板で、12と2/3回を投げ、防御率0.00を記録しました。

さらに好投っぷりはメジャーリーガー相手にも健在。15日のカブス戦に先発登板すると、ランナーを1人も許さない、5回無安打無失点、与四死球0のパーフェクトピッチングを披露しました。カブス・今永昇太投手も「すごく僕もいい学びになった。自分も彼のいいところを盗みたいなと思いました」と語りました。

開幕前からその飛躍っぷりを遺憾なく発揮している門別投手。開幕後もその姿を披露できるか、期待がかかります。