【伊藤遼の声優 一答遼談】人気声優・石川由依「1だけでも知っておきたい」 “声だけで感情を伝える” ために必要なこと

石川由依さんは1989年、兵庫県生まれ。声優としてテレビアニメなどで活躍する一方、番組ナレーションやゲームのキャラクター声優も務めています。また、音楽劇などの舞台にも出演。2023年、舞台『キングダム』では紫夏役を務めることも決定しています。
様々な感情の引き出しを持ち、抜群の演技力で多くの視聴者を魅了する石川さん。なぜ、声優を目指したのでしょうか?
■声優としてぶつかった壁 『アイカツ!』への出演が転機に
――声優を目指したきっかけはなんですか?
実は小さいときから劇団に入っていまして、舞台とかをやらせていただいていました。アニメの関係者がその舞台を見に来ていて、数年後にアニメのオーディションに呼んでいただいたのをきっかけに、アニメのお仕事をやらせていただくことになりました。(最初は)どんな風にアフレコをしているのかとか、声のお芝居がどんなものなのかも知らずに(声優の世界に)入ってしまったので、最初はわからないことだらけでしたね。マイクが一部屋に4つしかない。でも、1話に出演する人が全員集まって、入れ代わり立ち代わりでアフレコするとか。舞台とは全然違う技術が必要なんだなっていうのは、そこで初めて知りました。
――声優をやっていて大変だったことはありますか?
声優という仕事をたくさんさせていただけるようになってからしばらくは、何が声優という仕事に必要なのかっていうのがわからない時期がすごくあって、がむしゃらにやってはいるんですが、なにかこう腑に落ちないというか、自分ができているのか、できていないのかもわからないっていう時期が一番もやもやしていて、しんどかったですね。
――その苦労をどう乗り越えましたか?
“先輩に演技ってどうやったらうまくなりますか?”とか聞いても、やっぱりわからなくて。そんな中で『アイカツ!』という作品に出演させていただくことが決まりました。その現場は、若手やアフレコが初めてという子たちもたくさんいました。若手と一緒に一から、台本の読み方から全部教えてもらいました。例えば、朝と夜の気持ちの違いとか、走っているときの息づかいとか、細かいことを一つずつ丁寧に教えてもらって、より声優のお仕事が面白いと思うようになってきましたね。