映画『敵』の吉田大八監督 アジア・フィルム・アワードで最優秀監督賞を受賞 「最高に恵まれた体験」

審査委員長のサモ・ハンさんからトロフィーを授与された吉田監督は「みなさんと同じように僕も驚いています」と壇上でコメント。続けて、筒井康隆さんの原作を映画化したことについて「僕が若い時から愛読していた筒井康隆先生の小説を映画化するという幸運に恵まれ、それを信頼できるスタッフたち、素晴らしい俳優たちと一緒に作り上げるという、監督としては最高に恵まれた体験でした。その上でこんな素晴らしい賞までいただいて、これ以上の喜びはありません」と話しました。
また受賞後の記者会見で、「この映画に関わったすべてのスタッフとすべての俳優たちに感謝したい。みんなで受賞を喜び合いたい。せっかくこのような賞をいただいたので、アジアのみなさんに見ていただけるような映画をひとつでも多く作っていけたらいいなと思います」と話し、共にレッドカーペットを歩いた、長塚京三さんや瀧内公美さん、宮本茉莉さんらと共に喜びを分かち合いました。