初夏の陽気の中「桜」開花発表 大分県内の桜スポット、魚見桜や塩釜桜はすでに見ごろに
25日は大分県内各地で夏日を観測し、初夏の陽気となる中、大分地方気象台が25日、サクラの開花を発表しました。
県内ではすでに見ごろを迎えているサクラもあり春も本番となってきました。
◆小西綾音アナウンサー
「ソメイヨシノの標本木です。サクラのつぼみがほころんで花が開き、春の訪れを告げています」
25日午前9時半ごろ、大分市の大分地方気象台にあるソメイヨシノの標本木が6輪開花しているのを気象台の職員が確認。
サクラの開花を発表しました。
平年より1日遅く、2024年よりも5日早い開花です。
満開となるのは、1週間から10日後の見込みです。
25日の県内は大分市で最高気温28.2度を観測するなど9つの地点で夏日を記録。初夏のような暑さとなりました。
一方、日出町豊岡の魚見桜です。
こちらはヤマザクラで、すでに満開となっていて見ごろを迎えています。
樹齢はおよそ400年で、かつて別府湾の漁師がこの桜の咲き具合を見て取る魚や漁の方法を変えていたことから魚見桜と呼ばれるようになったといわれています。
また、魚見桜の周りには黄色の菜の花も咲いていて訪れた人たちを魅了していました。
そしてかわいらしい鳥たちも。
◆訪れた人
「春が来たね」
「私も何十年ぶりに来たけれど感激した」
魚見桜の見ごろは今週末まで続きそうだということです。
一方、佐伯市でも早咲きの桜が見頃を迎えています。
佐伯市青山の黒沢東光庵にある2本の桜。
白い花びらが地面に散ると塩田に結晶した塩のように見えることから地元では、塩釜桜と呼ばれています。
2025年は3月上旬から咲き始めましたが、寒い日が続いたこともあり例年よりやや遅い見頃となりました。
24日からは夜間のライトアップが始まっていて午後7時から9時まで幻想的な夜桜を楽しむことができます。