インドネシア第8代大統領に初当選のプラボウォ氏が就任
今年2月のインドネシア大統領選挙で初当選したプラボウォ氏が20日、第8代大統領に就任しました。
インドネシアで新たな大統領に就任したプラボウォ氏は元軍人の73歳で、 前政権では国防相を務めました。
今年2月に行われた大統領選挙で全体のおよそ6割の票を獲得し、初当選を果たしました。
20日、首都ジャカルタで行われた就任式でプラボウォ氏は、「国民のために勇気を持って課題に取り組む」と決意を述べました。
プラボウォ氏はジョコ前大統領の成長重視の経済政策を継承する方針で、副大統領にはジョコ氏の長男ギブラン氏を充てました。
外交面でもインドネシア伝統の全方位外交を維持し、米中対立とは距離を置き実利を優先するとみられます。
ただ、プラボウォ氏は軍人時代に民主活動家への人権侵害に関わった疑惑もあり、強権的な指導者になるのではと懸念する声もあります。