【熊本県知事選】2人が立候補を表明 事実上の選挙戦スタート
前の熊本市長、幸山政史氏(58)。1月10日は南阿蘇村を訪れるなど、県下全域で集会を重ねています。テーマに掲げるのは「対話型の県政」です。
■南阿蘇村の住人
「今、一番悩んでいるとは買い物難民です」
■幸山政史氏
「今は移動販売車のようなのは来ていない?」
■南阿蘇村の住人
「来ていない」
■幸山政史氏
「(移動販売車など)行政が補助を出して、やっぱり最低でも買い物ができるような場所を作るようなことは、行政の役割だと思います」
前回と前々回、県知事選に立候補した幸山氏。選挙を通じて築いた独自の人脈を頼りに、立候補を表明してから約3週間で50回近くの集会に出席しています。
14日も熊本市北区でイベントに参加した幸山氏。冒頭の挨拶では。
■幸山政史氏
「喉を痛めてしまいましたもんですから、なんかちっと妙だかなって思われるかもしれませんが、ご了承いただきたいと思います」
幸山氏は、今回の県知事選は、30年近い政治活動の集大成として、県内各地を訪れ感じた様々な課題を解決したいと話します。
■幸山政史氏
「TSMCの工場がくる菊陽町や合志市、大津町は大変にぎわっておりますが、水害がございました人吉球磨地域、天草などに出てまいりますと、なかなかそこには厳しい場面が広がっているという場面もございます。このTSMC効果を県下全域まで広げていかなければならないというふうに思っています」
前の副知事、木村敬氏(49)。1月11日、出馬要請を受けた自民党県連の「新春の集い」に出席しました。
■木村敬氏
「良き流れをしっかりと継続していく。これが私の最大のテーマでございますが、そこで足りなかったところ、変えるべきところはしっかり変えていきたい。魅力のある、力のある熊本をですね、どうぞ私とともに一緒に世界一の熊本にしていきたいと思います」
自民党県連は木村さんの選挙対策本部を設置。約130ある友好団体に推薦依頼を出すなど、組織力をいかし、全面的に支援する方針です。
■木村敬氏
「45市町村と連携し、170万県民と連携して、素晴らしい熊本県の未来をつくっていきたいと考えております。しかしながら、私には全く知名度がございません。そして、これまで役人として生きてきたことしかございません」