父親を車ではねた男に実刑判決 懲役2年6月、殺人未遂の罪 福井地裁「危険性などに照らし執行猶予は付けられず」
福井地裁1号法廷=25日午後、代表撮影
去年、ハピラインふくい武生駅前で父親を車ではね、殺人未遂の罪に問われていた男の裁判員裁判で、福井地裁は懲役2年6月の実刑判決を言い渡しました。
この裁判は、越前市帆山町の無職佐野友昭被告(25)が去年9月、ハピラインふくい武生駅のロータリーで、歩道にいた60代の父親を軽自動車ではねて殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われていたものです。
25日の判決公判で、福井地裁の内山孝一裁判長は「被害者である父親は被告人を許し、執行猶予付きの寛大な判決を望んでおり、刑を考えるのにあたって相当な重みがある」とした上で「犯行態様の危険性などに照らすと、執行猶予を付けることまではできない」などとして、懲役2年6月(求刑懲役5年)の実刑判決を言い渡しました。
最終更新日:2025年3月25日 11:08