“歴史的”開幕シリーズ後…選手と“同じ味”に東京で行列 “大谷ルーツ”岩手で撮影も【バンキシャ!】

5人の日本人選手が出場した、MLB東京シリーズ。本場アメリカから来日した野球ファンたちは、今回試合を観戦して「あること」に驚いたといいます。地元テレビ局のリポーターも驚いて取材した「あること」とは…?【バンキシャ!】
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ドジャースの大谷翔平選手が、23日午後1時半ごろ、インスタグラムを更新。
「山本由伸先生による超大作」
山本投手からもらったのか、3つの器の写真を投稿。さらに、デコピンにも。器には山本由伸投手の「由」の字が刻まれていた。
大谷選手ら5人の日本人選手が出場したメジャーリーグの開幕シリーズ。
MLBによると、開幕戦の日本での平均視聴者数は2500万人以上。グッズも60億円以上売り上げるなど、まさに歴史的な開幕となった。
選手が去ったその後も、驚きの光景が。
男性
「アメリカのベースボールで、このような光景は見たことがないよ」
21日、都内にあるラーメン店の前には行列が。実はここ、ドジャースのベシア投手とバーンズ選手が開幕戦の前に訪れていた店だ。
RAMEN MATSUI 店主 松井 創さん
「(選手たちが)来た翌日は、通常の倍近く40人以上の方が開店前に並んでいただいた」
埼玉から1時間かけて来たという人は…
埼玉から来た客
「この前ドジャースの選手が来て、それもあって予約も始まったので、予約して来ました」
注文したのはベシア投手が食べたのと同じ、醤油味のラーメン。
埼玉から来た客
「おいしかったです。また来たいと思いました」
大勢の外国人観光客が訪れる東京・築地。そこでは…
バンキシャ!
「大谷翔平って書いてあるTシャツ着ている」
ドジャースグッズに身を包んだ人も。この築地でも、バンダ投手とスコット投手が“築地グルメ”を堪能していた。
2人が食べたのはA5ランクの和牛の串、1本5500円。ここにもドジャースファンが。
ドジャースファン
「選手が来たのを見たよ」
「ドジャースの投稿でね」
この店では動画が投稿されたあとに客の数が2割から3割ほど増えたという。
さらに、今回の開幕シリーズをきっかけに日本の「ある言葉」が海を渡っていた。
メジャーリーグの開幕戦を観戦したアメリカ人ファンが驚いたのは…
ドジャースファン
「ビールを売る方法が魅力的です。売り子から3回買ったよ」
「ビールの売り子」が珍しかったという。
実は、アメリカのニュースでも。
バンキシャ!
「ここにローマ字で“Uriko”と書かれています」
記事には、「東京ドームで売り子に出会った」の文字。
売り子を取材したのは、地元テレビ局の名物リポーターのマクレガーさん。
マーキースポーツ・ネットワーク リポーター テイラー・マクレガーさん
「小さなタンクを背負って、生ビールを注いでくれるところが違います。とてもクールでした。笑顔で楽しく仕事をしていると感じました」
アメリカと何が違うのか?
マクレガーさん
「おそろいの制服も着ていません。売っているのは缶ビールです」
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バンキシャ!は開幕戦のあと、大谷選手の地元・岩手県奥州市へ。すると…
バンキシャ!
「車がとまっています。すごい人がいるな。撮影機材?」
行われていたのは、アメリカのドキュメンタリー映画の撮影。取材を受けていたのは、なぜか、美容室を経営する菅野さん。
菅野 広宣さん
「何キロある?10キロ以上あるな」
実は、バンキシャ!がこれまで開幕戦のチケット争奪戦で奮闘する様子を取材してきた。
菅野さん
「あー、ちくしょうダメだ!」
ファン代表としての出演依頼に…
菅野さん
「最初は信じられなかったですよ。本当に僕でいいのかというのもちょっとありました」
作品は日本の野球文化を伝えるというもの。大谷選手のルーツを探るため地元や、少年時代から応援している菅野さんを取材していた。
バンキシャ!
「今、日本の野球についてドキュメンタリーを撮ろうとしたのはどうして?」
監督
「多くの人が日本に注目しています。日本人選手がどんなところから来て、アメリカに来る前に何をしていたのか知りたいんだ」
では、熱狂を巻き起こした選手たちはいま、どう過ごしているのだろうか。
ドジャース担当記者 ビル・プランケット記者
「帰ってから数日間は、時差や気候に合わせるためとても軽めの調整でした。私たちが注目しているのは、大谷選手がピッチングで何をするかです。今後、マウンドに上がってブルペンで投球することを期待しています」
ドジャースは日本時間28日に、アメリカでの初戦を迎える。
*3月23日放送『真相報道バンキシャ!』より