「月面基地へ出発」をテーマに宇宙空間を模擬体験できるイベント 鶴岡市で開催
鶴岡市でいま、宇宙飛行士になった気分で月面基地へ出発する体験ができるユニークなイベントが開かれています。
鶴岡アートフォーラムで開かれているこのイベントは、国際宇宙ステーションで行われる実験を地上からサポートする「管制官」の経験がある鶴岡市の佐藤涼子さんが代表を務める団体が主催しました。「月面基地へ出発」をテーマに宇宙空間の様々な模擬体験ができます。
VR「仮想現実」の技術を活用して宇宙飛行士の視点を体験できる展示です。専用のゴーグルを付けると宇宙ステーション内を進む映像が流れ、宇宙空間から地球を見ることができます。ほかに、惑星の表面を探査する小型の車の操縦をタブレット端末を使って体験することもできます。
子ども「宇宙飛行士を体験したり宇宙の車の運転を体験できたりしてとても楽しかった」
今回の企画展はアメリカの「NASA」が月面に基地を作ろうと進めている「アルテミス計画」を知ってもらうことも狙いです。
鶴岡スペースステーション佐藤 涼子さん「月に基地を作り人が住んでさらに火星を目指そうという計画なんです。ロケットを打ち上げるときに燃料がどれくらい必要かがとても重要になる。なので少なければ少ないほど楽に行けるので月面基地から火星を目指そうという『アルテミス計画』が進んでいる」
鶴岡市内には、去年打ち上げに成功した国産の「H 3ロケット」に使われる電子部品を製造している企業もあります。佐藤さんは宇宙を身近に感じて興味を持ってもらいたいと話していました。
親子「宇宙に行ってみたい。行ったらぷかぷか浮いて宇宙人と話してみたい」「ワクワクしますよね。宇宙って」
この企画展は23日まで鶴岡アートフォーラムで開かれています。