フィギュア友野一希 自己新マークで2位
◇フィギュアスケート四大陸選手権最終日(現地時間23日、エストニア)
男子シングルのフリーが行われ、友野一希選手が2位で初の表彰台に上がりました。
ショートプログラムで自己ベストをマークし、2位からフリーでの逆転優勝を狙った友野選手。演技冒頭の4回転と2回転の連続トーループは、最初の4回転で手をついてしまい減点となります。
続く4回転サルコーは着氷させたものの、3本目の4回転トーループは転倒。それでも映画「ラ・ラ・ランド」の曲に合わせ軽快な滑りをみせ、スピンでは最高評価のレベル4を獲得。
さらに基礎点が1.1倍となる演技後半のジャンプでは、3回転アクセルを2本決めるなど、すべてを着氷させました。
友野選手は、フリーも自己ベストを更新する171.89点、そして合計得点でも268.99点で自己新記録。惜しくも逆転優勝とはならなかったものの、2位に入り、3度目の出場となった四大陸選手権で初めて表彰台に上がりました。
銀メダルを手にした友野選手は「うれしいんだか、悔しいんだか。ちょっと悔しい方が勝っているので、まだまだ上に行けるなっていう気持ちです。もっとうまくなりたいという気持ちがあるので、その気持ちを大切に、この試合で感じたことを来シーズンにつなげていきたい」と、更なる飛躍を誓いました。
また、ショート3位だった三浦佳生選手が合計251.07点でこちらも自己新記録をマーク。3位で友野選手とW表彰台となりました。
◆結果
優勝 チャ・ジュナン(韓国)273.22
2位 友野一希 268.99
3位 三浦佳生 251.07
4位 三宅星南 240.02
写真:アフロ