備蓄米2回目の入札にJA福井県が参加 外食需要 およそ2000トンの買い入れ目指す
政府による備蓄米の放出で26日、2回目の入札があり、JA福井県は、外食向けの卸業者からの購入意向を受けて、2000トン程度の県産米買い入れを目指して入札に参加しました。
■記者
「入札の締め切り時刻を迎えた JA福井県は追加の入札に挑み、2000トン程度のコメに札を入れた」
備蓄米を巡る2回目の入札は、初回で落札されなかった分を含むあわせて7万トンが対象で、県産米は令和5年産のハナエチゼンなど2200トン余りが含まれています。
JA福井県では、外食向けにコメを販売する卸業者から要望を受ける形で、2000トン程度の県産米の買い入れを目指して入札に参加しました。
なお入札額については、令和5年産の取引価格を元に算出したということです。
■JA福井県 松田修昌常務理事
「あまり高い価格を設定すると、かえって消費者価格が上がる 低い価格では落札できないと思いがあり、今回当JAの取り組みによって、消費者が購入しやすい価格に落ち着く 購買意欲から生産者の価格も維持される流れになることを望んでいる」
今回落札されたコメは、4月中にも業者に引き渡される見込みですが、農林水産省ではコメ価格の高騰を踏まえ、 今後も備蓄米の放出を検討するとしています。
JA福井県が初回の入札で落札した備蓄米2240トンについては、4月初旬に引き渡しの予定で、コメ価格の抑制につながるかは不透明です。